EBSILONの概要
EBSILONは各種発電所の熱収支設計、性能評価、エネルギー消費評価、シミュレーションモニタリングおよび最適化設計などに使用可能な発電所熱収支計算専用ソフトウェアです。現在石炭火力発電、原子力発電、太陽光発電、分散ガス発電等各種発電所の設計等に使われています。本ソフトウェアは多数のコンポーネントライブラリと流体ライブラリを備えており、発電所だけでなく、淡水化プラント、燃料電池などさまざまな熱サイクルのシミュレーションに幅広く応用できます。
EBSILONを開発したSTEAG GmbH社は、ドイツ第5位の電力会社Ruhr Groupの子会社で、当社はエネルギー業界で75年以上の経験を持ちます。長年にわたる技術蓄積とノウハウがEBSILONの品質を保証し、優れた技術サポー卜の提供を可能にします。

EBSILONのメリット

① 分かりやすいGUI
- 全パイプラインレイアウトの可視化が可能で、全ノードの全パラメータを確認することができる
- 矢印の挿入で流れ方向表示、パラメータ付きテキスト入力が可能
② 柔軟なレイアウト
- EBSILONの特徴は柔軟なレイアウトができること。DCS又はCRTを画面に合わせた配線整理、パイプラインを任意に切断または配管を変更、部品追加、変更の影響を調べることが可能
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③ 強力且つ豊富な機能
- 任意の熱サイクルの解析が可能
- タービン、ボイラー、熱交換器、ポンプ、バルブなど計138のコンポーネントライブラリを用意。その数は増え続けている
- 各種流体ライブラリを用意。単相液体:水(IAPWS-IF97/IFC76)、アセトンからキセノンまで90種;二相流体:アンモニア水、臭化リチウム水、R245fa等;流体物性を定義することもできる
- 上記特徴により、熱収支関連計算を幅広くサポートする
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④ 正確な計算、良好な収束性
- 強力なソルバにより、複雑なシステムの計算でもわずか数秒で完了
- 誤差解析と収束解析ツールを用いて、収束グラフまたは温度・エントロピー図、エンタルピー・エントロピー図を作成することが可能
- 条件変更時はドイツ古典的計算法を使用するため、信頼性が高い
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⑤ 豊富なインタフェイス、優れた拡張性
- EBSILONは簡単にExcelファイルを入出力でき、大量のデータ処理に適している。HTMLファイルの生成でWEB閲覧を容易にする。またPascalスクリプト言語とDLLが組み込まれ、カスタマイズ性に優れている
⑥ コストパフォマンスが高い
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